あなたが｢今よりトレード成績を向上させたい！｣
もしくは｢年収を上げたい！｣と思いつつ
イメージしても疑念が生じたり、不安になったりする理由は
メンタルが弱いせいだと考えているかもしれません。
潜在意識の働きを知れば実はそうではないことが分かります。
心の中の｢縄張り｣ コンフォートゾーンとは？
潜在意識はコンフォートゾーンといって
その人にとって快適で居心地の良い幅があります。
幅って何だ？ と疑問に感じるかもしれませんが、
自然界に住む動物には縄張りがあるように
人間の心(潜在意識)の中にも縄張りがあるのです。
例えばスポーツの世界ではホーム(自分の陣地)と
アウェイ(敵の陣地)といった言葉がありますが、
選手はホームで試合をすると実力を発揮しやすく、
アウェイだと出しにくいといった心理作用があります。
この時、ホームが選手の縄張り=コンフォートゾーンに
なっているのです。
あなたを現状に縛り付けるもの
コンフォートゾーンはホメオスタシス(恒常性維持機能)から
生まれた概念でホメオスタシスは｢同一の状態｣といった意味です。
あなたの潜在意識の中にはホメオスタシスの働きによって
｢同一の状態｣を維持する一定の幅(コンフォートゾーン)が
設定されているのです。
それはあなたのお金やトレード成績にも及びます。
例えばあなたの年収、資産額はコンフォートゾーン
によって一定の幅があります。
あなたの現在の年収が300万円台アラウンドであれば
大体、年収250～350万円台で潜在意識に設定されています。
350万円以上に上がることも、250万円以下に下がることも
ありません。潜在意識の中で｢縄張り｣が設定されていて、
そこから出ないようになっているのです。
トレード成績も同じです。一定の幅があります。
月300pips獲得する人は月250～350pipsの幅が無意識に設定
されていて大体、この幅の範囲以内で上下しており、
そこから逸脱することはまずありません。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、
あなたが月2000pips獲得したとしても翌月からは
マイナス500pipsになったというように潜在意識の中で
設定された月250～350pipsの幅に収まるように調整するのです。
幅というよりも平均値といった方が分かりやすいかもしれませんね。
潜在意識の中にはあなたなりの平均値が設定されているのです。
あなたが不安に感じる本当の原因
上記で述べたように人にはそれぞれコンフォートゾーン
というものがあって、それは一定の幅を持ち、あなたの潜在意識の中で
知らず知らずのうちに影響力を行使して来ます。
本当は月収を今より10倍アップしたいと望んでFXを始めたとしても、
いざFXで負けてしまうと、
私はメンタルが弱いからトレードのような心理的なものは苦手だ……
だから、投資の才能がないんじゃないか……
やっても無駄かもしれない……
と内心、疑心暗鬼に駆られるのです。
これは勿論、コンフォートゾーンを大幅に超えた野望を
あなたが抱いたことが原因です。
そのせいで潜在意識はあなたの現在の年収額を超えないように
ブレーキを掛けていて、あなたの内面で疑心暗鬼や不安の念に
駆られるような思いを生じるように働くのです。
このことを知らないと気付かないうちに自ら様々な理由を付けて、
FXを止めるといった暴挙に出てしまいます。
前回の記事(メンタルが弱いFXトレーダーは馬耳東風能力を磨け！)で
周囲の人間関係があなたの潜在意識に影響して来ると書きましたが、
コンフォートゾーンはそれよりもっと強い影響力であなたをコントロールして来ます。
もし疑心暗鬼や自分の能力に対する懐疑が生じたら、
それはメンタルによるものではなくコンフォートゾーンの働きに
よるものだと気付けば疑心暗鬼に駆られても魔の手が逃れることが出来ます。
気付けば潜在意識は顕在意識の領域にシフトするので
コンフォートゾーンはあなたに影響力を持ちません。
そうなれば自らの理由を付けてFXで挫折することはなくなります。
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