2016年9月– date –
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相場の転換点を知ろうとするほどFXで勝てなくなる!
相場心理分析トレードに対する方法論は人の数だけありますが、 FXに関していえば主流というかスタンダートなやり方があって、 それは相場の転換点に注目してトレンドを掴むやり方です。 その理由は為替相場の特徴としてトレンドが長く続きやすい といった背景があります。 その特徴を利用してトレンドに乗って、出来れば初動で乗って、 トレンドの成長に伴って利を増やして行くといったイメージで トレードするのが一般的です。 しかし、日本では何故かしらスキャルピングが人気があって それはどちらかと言うと分足単位のとて... -
FXトレーダーに求められる精神的な訓練
相場心理分析「当たるも相場、当たらぬも相場」 といった相場格言があります。 これは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」をもじったものですが、 八卦とはご存じの通り易占いの八卦を指しています。 この格言は相場を占いに譬えている位なので、 それだけ相場分析は当たらないもの、 良く分からないものだと言うことを意味しています。 例えば毎年、識者や専門家と呼ばれる人達が 今年の為替の動向や株価の予測をしていますが、 当たったケースは余りないような気がします。 当然未来は分からないし、為替の値動きは実に 様々な要因... -
FXのトレーダーに必要な「何も信じない」能力
相場心理分析相場を観察する時に重要な姿勢は中立的な態度で臨むことです。 自分で勝手に上昇するとか下降するとか決めてはいけないし、 期待を持ってもいけません。 しかし、ファンダメンタル情報を基に相場を分析すると 金利の関係でドル買いだとか売りだとか、 データを根拠に予測してしまいますよね? FXをする人は大方そうだと思います。 ニュースやエコノミストの解説や経済レポートを 熱心に読んで自然と相場動向を予測してしまい、 データや根拠があって学問を背景に論理的に語られると、 それが正しいと考えてしまい... -
エントリーのタイミングよりも重要なFXの2つのポイント
相場心理分析FXで勝つには相場分析よりもメンタルの方が重要なのですが、 このことはなかなか分かって貰えません。 これを理解するにはそこそこのトレード経験が必要になります。 そして勝ち負けの経験を通じてどこにトレードのツボが あるか理解して行きます。 トレードする前は経済分析が重要だと考え、 経済の勉強やニュースチェック等をやり始めますが それが勝利をもたらさないと分かると 遅かれ早かれテクニカルを学習します。 そこで気が付き始めることがエントリータイミングの重要性です。 投資で勝つにはタイミング... -
利食いの恐怖を日常の訓練で克服するもうひとつの方法
相場心理分析前記事(利食いの恐怖を日常の訓練で克服する方法)では 中途半端を身に付けることを提案しました。 これは言ってみれば完璧主義に陥りがちな人間の習性が トレードにおいて災いをもたらすことから、 普段から中途半端を心掛けることで後味の悪さをスルー できる精神力を養うことを目的にしたものでした。 形式を無視する力を養う! ここではもう一歩踏み込んで形式を無視することでスルーできる 精神力を養う方法について述べてみたいと思います。 と言っても特殊な訓練は必要ありません。 日常で簡単にできるもの... -
利食いの恐怖を日常の訓練で克服する方法
相場心理分析江戸時代の「相場秘録」という書物のなかでは、 総じて損する人、多くは欲と迷いよりなす所なり と欲と迷いの2大要素が損する原因だと指摘されていて、 前記事(利食いの恐怖は収益機会損失への恐れが原因)でも書いた通り、 この2つの要素が適切な手仕舞いを出来にくくする原因になっています。 そもそも何故、手仕舞いが出来なのかというと、 それは人間の自然な心理と真逆のことが求めらているからです。 ここでは詳しく話しませんが、 気になる人はこちら(損切りと利食いは人間の習性に反する行為) の記事をお読み... -
利食いの恐怖は収益機会損失への恐れが原因になっている!
相場心理分析経験上、利食いは損切りよりも難しいです。 損切りは痛みを伴いますが慣れると比較的簡単に習得できる技術です。 それに、分かりやすい性質があります。 FXにはリスクが付きものなのは初心者でも知っているので 損切りの必要性を説くと誰でも納得します。 しかし、利食いのことになると何故、難しいのか分からないのです。 儲かっているのだから簡単に利益を確定できるだろと思っているのです。 しかし、利食いが上手に出来るようになるには 損切りとは違った精神状態が問われ、 それは訓練によって開発する必要が... -
損切りと利食いは人間の習性に反する行為
相場心理分析相場(マーケット)が何でもありの4次元空間だとしたら、 そんなところで予想は無意味であること、 予想するのは勝手だけど簡単に覆されることがあるということ、 何より重要なことは想定外は幾らでもありうることが分かります。 このことは大方の人は同意するのですが、 何故かしら戦略に組み込まれてなかったりするのです。 もっと上がるはずだとか、もうそろそろ戻るかも、 といった勝手な期待感を持って含み損を抱えたままだったり、 酷い場合は逆に転じているのに損切りせず、 反対方向に買い増したりします。 ... -
FXの予想は百害あって一利なし?
相場心理分析人によってはFXを予想するものと捉えています。 もしかするとそう思っている人は多いかもしれません。 そういう人はFXも株式トレードも、あらゆる材料を検討し、 経済情勢を分析することで次の展開を事前に知って、 前もってシナリオに組み込むことが戦略だと そう思っているのではないでしょうか? 前記事(負け組トレーダーがFXで勝機を逸するのは何故?) で連想の話をしましたが、何でFXでネガ感情が生じるのかと言うと 「それは予想が外れて痛い思いを体験したからなのです」 と仄めかして書いたのですが、ここで... -
負け組トレーダーがFXで勝機を逸するのは何故?
相場心理分析負け組トレーダーの悩みとはいえば機会損失ではないでしょうか? これはエントリー恐怖症にも繋がる悩みです。 例えば、今、あなたがトレードをしている真っ最中で チャートを確認したら「買いのサイン」を見てとったとします。 これはエントリーしなくちゃと思いながら、 「ん? ちょっと待てよ。冷静に判断しよう…… 」と考え直して、 改めてチャートを見たら、普段は気にも止めてなかった情報が気になり、 急に不安になり自分の判断に対して疑心暗鬼になります。 しばし、エントリーするかどうか迷っていると、 その...