FXトレードは因果論ではなく確率論的思考が問われるし、
それを常識的な考え方として採用していないと間違いなく挫折します。
相場の展開を合理的に考えようとするのが因果論で
これは一般社会の常識になっていますが、
それとは別に様々なシナリオを確率で考えるのが確率論的思考です。
しかし、この考え方を理解していない人は多く、
体得するとなると簡単ではありません。
何故なら、因果論で思考することが無意識の習慣
(パターンニューロン)になっているからです。
体得するにはFXトレードを通じて価値観を開発して
行くことしかないと個人的には考えています。
キーワード 多様性を受け入れる
未来は誰にも分からない。
これが多様性を理解するキーフレーズです。
その為、様々な選択肢があり、そのどれもが実現可能性のある
シナリオとして考えなくてはダメです。
これはあり得ないといった思い込みこそあり得ません。
全て起こりうると受け入れるのが多様性を理解する鍵です。
日本人は直線思考の教育を受けているせいか均質化が進み、
真逆の考え方(多様性)を理解するのは難しいかもしれません。
しかし、マーケットは最良のエコノミストと言われる通り、
実に様々な要因が複雑に絡み合っているんです。
その複雑系ともいえる市場を合理的に解釈してはダメです。
確率は低いかもしれませんが、全く予想もしなかった
伏兵が横から現れるなんてことは十分ありえます。
その影響で今までのシナリオが崩壊したなんてことも
あり得ないことはないです。
しかし、どのような横槍があるのか前もって分かりません。
未来は誰にも分からないのですから当然です。
逆に上手く行く方法、プロセスも前もって分かるなんてことはありません。
市場は偶発性に富み、偶然によって成り立っているので、
あらかじめこのような方法でやれば成功するなんてことは分からないのです。
じゃあ、どうすれば良いの？ と腹が立った方は次のキーワードをご覧下さい。
キーワード 失敗を受け入れる
これも当たり前のようですが、失敗によって学ぶということが重要です。
未来が誰にも分からないのであれば、何かを試みる度に失敗するのは当然で、
むしろ、そこからスタートするといった発想こそ問われます。
そもそも成功する方法が分からないのであれば、
やってみる以外ないとしか言えないのです。
トレードでもトレンドの始点を掴もうと提案していますが、
これもエントリーしてみないと分かりません。
いざエントリーしたら全然違っていたなんてことはあり得ます。
しかし、様々な失敗を通じて壁は突破できるので途中でめげない
試行錯誤する能力が問われるのです。
その為には目的がはっきりしていないといけません。
目的に関してはちょっとした秘訣がありますので、お暇であれば
｢FXで稼ぐと真剣に決めたら知っておいた方が良いこと｣の頁をご覧下さい。
突破する方法も偶然が左右します。
確率論的思考の世界では｢偶然｣という出来事が鍵になります。
偶然とは何だ？ と疑問に思うかもしれません。
因果論の世界では偶然のことを運と呼びます。
偶然とは運
未来のことは誰にも分からないし、壁は試行錯誤しながら突破する
しかないとしたら可能性は運に依存するということになります。
こういうのって努力信奉の日本の社会では中々受け入れられない
考え方かもしれませんが、受け入れることが確率論的思考を理解
する上でとても大事です。
私の勝手な考えですが、FXは運に乗ることで勝つゲームなのですからね。
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