ネットをふらふらと徘徊していた時に偶然見たブログで、
その人(ブログの書き手)の職業は理系のエンジニアで、
初めて就職した会社の上司に｢エンジニアは数字で語れ｣と
言われたと書いてありました。
数字って誤魔化しがききにくいので、
数字で語るのも、キツイものがあると思いますが、
言葉で語るよりは情報を正確に伝えられるので
エンジニアらしい発想だなと思いました。
上司の助言を素直に受け入れると
この人は良いエンジニアになれるのではないかと思います。
トレーダーも同じことが言えると思うのですね。
トレーダーも言葉で語るのではなく、
チャートで語るのが大事だと思うのです。
取引きも戦略を練る時も図解化されたチャートで思考するし、
経済データで根拠を信じるのではなく
チャート上に示されていなければデータだって
信用しないといった考え方が大切ではないでしょうか？
言葉で語る人がエコノミストで、
チャートで語るのがトレーダーです。
全てのデータはチャートにリアルタイムで反映されているので、
チャートは正しいと考えるのがトレーダーの信念なのです。
相場は常に正しいといった言葉もあるくらいですからね。
因みにチャートは群集心理の反映で、
決してデータの反映ではないです。
心理って感情なので、ロジック通りに展開するのではなく、
無意識の反応でパターン化されているものだと考えています。
というのも、個人でもそれは同じだからです。
メンタルの2つの意味
私は心理やNLP、催眠や潜在意識といったものも
勉強しているので時々、メンタルのことも書いたりするのですが、
勿論、これらはトレードと大いに関係あります。
しかしですね、イメージすると願いが叶うと
言っている本がありますが、
私の考えではそれとはちょっと違うのですね。
FXで言うところのメンタルとは大きく分けると2つあって、
ひとつはトレードスキルの自信というか確信めいたもの。
これは検証によって身に付きます。
もうひとつは自己イメージに代表される潜在意識です。
これは成果に結びつきます。
FX的にいうとポジションサイジングの戦略がそれに相当するし、
チャンスにどれだけ遭遇するかといった運もこの範疇に入ると思います。
こういうのがメンタルです。
無意識のパターン
でも、もっと大事なのものが無意識のパターンです。
このことについて語っているのはそう多くないです。
大体、潜在意識って記憶の座なので、今まで生まれてから無意識に
インプットして来た様々な情報が習慣として内在化されています。
それらがパターンとして自動化されていて、
例えば、犬恐怖症の人は犬を見ると反射的に恐怖を感じますが、
これ等は無意識の反応です。要するにパターンです。
こういうのは自動的になされる反応(パターン)なので、
理屈でどうこう出来るものではないのです。
修正しようと思ったら、無意識の思考、感情、行動の
3要素を全て変えないとダメです。
こういうのが自己イメージです。
今のは個人の潜在意識の話しですが、
チャートに代表される群集心理の場合も同じことが
言えるのではないかと考えています。
勿論、私が勝手に考えているだけですが……
余り指摘している人はいないと思いますが、
トレンドも結構、パターン的な反応を示しますね。
チャートも群集心理の無意識の反応が
そのまま現れているモノと言えるのではないでしょうか？
それは決して合理的に動くのではなく、
自動化された反応(パターン)によって動いているのです。
チャートは群集の無意識の反応が
むき出しの状態で反映されており、
それはエリオットに代表されるテクニカル分析によって
動向を読み取って行くのです。
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