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為替相場の変動要因よりも本質に焦点を絞ること

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為替の動向を把握するにはファンダメンタルズとテクニカル
の両輪がありますが、前者はロジック、後者は心理といった
ように区別して考えることが大切です。

ロジックというと抽象的ですが、一言でいえばその国の
経済の基礎的条件のことなので数字が主体です。

それは景気の動向、金利動向、成長率と様々な要因がありますが
それぞれ客観的な指標になっているので信頼性が高いのです。

しかし、これで為替相場の動向を予測するとズレたものになります。

現実の為替相場は決して合理的に動くのではないことは
トレードをしている人であれば誰でも知っていると思います。

なので、ファンダメンタルズが健全だからといって資金が
そこへ動くといったことはないです。

そもそもFXは為替差益を狙うので、ファンダメンタルズよりは
テクニカル(トレンド)の方が重要なのです。

 

噂で買って事実で売れ

トレンドの方向性は投資家の集団心理が生みます。

集団心理はいってみれば感情なのでファンダメンタルズの
ように客観的なモノではありません。

ファジーで曖昧なモノです。

したがって、ファンダメンタルズを読み解くと
このように動くといったロジックは通用しないのです。

このことを端的に現わしている相場格言があります。

噂で買って事実で売れ

この言葉は相場のことを上手く表現しています。

そもそも為替相場に限らず相場は期待先行で動くものです。

「利上げするかもしれない」といった期待感で相場が動き、
いざ利上げが実行すると(利益確定で)売られるといったことが
しばしば起こります。

これは何を意味するのかというと事実や客観や合理性と
といった類のもので相場が動くのではなくて、
投資家の気持ちで動いていることを物語っています。

為替相場に限らず、株式相場でも先物相場でも、
取引きをしているのは人間なので投資家の心理が
極めて重要なのですね。

このこと自体、知っている人が多いのですが、
常識に染まってい人ほど、つい集団心理のことは忘れて、
ロジックで考えてしまい為替は分からない等と言います。

 

思惑とセンチメント

また、人の感情が相場を支配することから投資家の思惑や
市場のセンチメント(雰囲気)も重要です。

思惑は新聞を読んでいれば分かるかもしれませんが、
相場独自の空気感というものはチャートを見て、
実際に取引きしないと分かりません。

「市場参加者は今、買いたがっているな」といった雰囲気を
感じることが重要で、それを感覚的に掴むと、ここで反転すると
いったことが何となく分かるものがあります。

インターバンクのトレーダーは反射神経でトレードするなんて
ことを言われますが、それと似ていると思います。

ロジックではなく感覚、雰囲気、反射神経……
こういう非論理的なモノほどトレードでは重要になって来るのです。

FXというと国際経済に詳しくないと出来ないようなイメージがありますが、
どちらかというと知識より感性の方が大事だったりします。

思惑、センチメントは目に見えないのですからね。

 

トレンドのネタ探し

じゃ、ファンダメンタルズは不要なのか、というとそうでもないです。
トレンドにはテーマになっている時事ネタがあるので、
現在、主要テーマになっている時事ネタを把握することは大切です。

そのネタが終了したら、トレンドも収束に向かうし、
新たなネタが浮上すると、新しいトレンドが出来るので、
ファンダメンタルズは国の経済的基盤を把握するというよりも、
トレンドのネタ探しをリサーチするといったように使うと良いかと思います。

 

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