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銘柄選定におけるFXと株の違い2つの特徴

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FXと株は投資として一般的になって来ました。
今は老若男女、皆な知ってますね。

年金も確定拠出年金時代なので投資自体が一般的なったのかもしれませんが……

ところで、FXと株の組み合わせで取引きしている人、
これからやろうとしている人は多いと思います。

しかし、FXと株は違います。

特に銘柄選定についての考え方は違います。
今回はこの辺りのことを説明したいと思います。

 

FXは安いから買うといった発想はない

株の銘柄選定のように、これから伸びそうな業種や会社を
ピックアップして将来性に投資するといった考えはFXにはありません。

そもそもFXと株は異なります。

株は、安い時に銘柄を仕入れて高い時に売って利益を得るので、
小売業のような側面があります。

しかし、FXは株と違って、そもそも高い、安いといった概念がないのです。
今、安いから買おうといった考えで取引きするのとはちょっと違うのですね。

ドルの価値と円の価値を比べて取引きするので相対的なのです。

トレードするに当たって、どうでも良いと思われるかもしれませんが、
しかし、この辺りを理解していないと安いから買うといった考えで取引きし、
逆張りになってしまう恐れがあるのです。

何年も前の超円高時代に「ドル円が70円まで下がったら買い時です!」
といった発言をしていた芸能人がいました。

これは株と同じように考えている勘違い発想です。

FXはトレンドに逆らわないでトレードすることが本筋なので、
安いから売るといった発想なのです。

順張りがトレードの基本です。

 

FXは相関性がある

FXは通貨ペア同士で相関性といったものがあります。

銘柄選定する時は、この相関性を考慮して取引きします。

これも株と違った点ですね。
株は相関性を意識するといった発想はないと思います。

FXにおける相関性とは何かと言うと、通貨ペア同士に何らかの
関係性が認められるものを言います。

例えば、一方の通貨ペアが上昇すると他方の通貨ペアも上昇する、
または一方の通貨ペアが上昇すると他方の通貨ペアは下降する、
といった関係性が認められる通貨ペア同士を相関性があると考えます。

このケースだと前者を正相関、後者を逆相関と言います。

ドル買いが原因でドル円が上昇している時にユーロドルは下降している、
といった場合はドル円とユーロドルは逆相関です。

良くリスク分散と言いながら複数の通貨ペアで取引きをする人がいますが、
ドル円が上がっている時にユーロドルを売っている場合は二重にリスクが
あるので余り意味がないですよね。

逆にドル円が上がっている時にユーロドルも買っていると本人は
リスクヘッジだと思っているようですが実際にやると意識が分散されるし、
利益も相殺されることにもなるのでおススメ出来ません。

この場合、相関性を考慮すればドル円とドルフランみたいに無相関ペア
同士を組み合わせて取引きしたりすることでリスク分散しながら、
複数ポジションを持ちます。

相関性で注意すべきは時期によって変化することを念頭におくことです。

現在、ドル円とドルフランが無相関だからといって、これからもずっと
無相関のままなんてことはありません。

関係性は必ず変化します。
無相関だったペアが相関性を持ったりすることは普通にあります。

なので、1か月、3カ月、6カ月、1年といったように一定の時間間隔で
相関性をチェックすることが必要なのです。

これはエクセルで相関係数を使うことで簡単に出来ます。

定期的に相関性を確認することでポートフォリオの分散や重複することなく
通貨ペアのポジションを倍増させたいといったことが可能になります。

結構、面倒な作業なのですが、やる人はやっているので専業でFXに取り組みたい
という人はやって頂きたい作業のひとつです。

 

 

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