ちょっと大袈裟ですが、FXをする上でトレードルールを
守れない人は破産するとそう言われていますね。
本当に破産するかどうかはともかく、
確率的優位性に基づいたルールに従って
トレードすることで収益を上げるのが
トレーディングビジネスであることを踏まえると
確かにルールが守れないトレーダーは失敗する
可能性が高いといえます。
FXは長期的視点に立って総合的に利益を上げる
確率のゲームなので、そこに例外を用いてしまうと
確率的優位性が崩れてしまうからです。
規律と忍耐が求められる！
FXは規律と忍耐が問われるといった言葉は
良く耳にすると思いますが、このフレーズの規律とは
トレードルールのことで忍耐とはルールを守ることです。
忍耐と聞くと我慢することをイメージするのか、
拘束されているような、しんどい気分になりますね。
このフレーズのせいで、FXトレードで成功する人は
意思が強い人だと誤解されている節があります。
確かに規律と忍耐は成功する上で大切な資質ですが、
トレードルールを守る場合、世間でイメージされるほど
そんなに意思の強さは必要ありません。
ルールを守るには、ちょっとばかり秘訣があるからです。
それはトレードルールは自分で作ることにあります。
トレードルールは自作が常識
トレードルールは自作することが守る上でコツだったりするのですね。
何故なら、ルール(規律)というものは他人に決められたものを
順守しても苦痛なだけで、最初は我慢して守っていても、
いずれ頭の中で、｢何故、こんなことをやる必要があるのか？」
と疑問が必ず生じて来るからです。
疑問が生じて来るのは苦痛だからなのですが、
そこに気付く前に大抵はルールに対して疑念が生じ、
それはやがて疑心暗鬼になり、勝手に解釈変更して、
遂には逸脱する行為に発展するとことになるのです。
他人が作ったトレードルールは学校の校則のように面白くないのです。
余り守りたくないのですね (笑)
しかし、これを自分で作ったとしたらどうでしょうか？
ルールを作る際は、それなりに根拠があるのでしょうから、
何故、そのルールを守るのか理解していますね？
理解したら守ることは難しくありません。
何故、そうすべきなのか分かっているということは
それを守ることで得られる利益、守らないことで被るリスクが
明確に分かっているのですから、自然に守るようになります。
というより、守った方が良いことが分かります。
したがって、わざわざ規律と忍耐といったフレーズで、
自己を管理したり、律したりすることはないのです。
トレードルールを作る価値
それでは、もし、自作したルールを破って損害を被ったと
仮定したら、どうなるでしょうか？
それは自分の責任ですから、自分で自分の非を認めなければいけません。
負けて相場のせいにしたり、他人のせいにしたりすることは出来ないし、
しなくなります。
それは自分で作っているのだから当たり前かもしれませんが、
自作することで芽生える自立心がそうさせるのです。
自立心はトレーダーに問われる最も必要な資質です。
その大切な資質が自作することで開発されるのです。
更に言えば、ルールを作るということはトレードのことが分かって
ないと作れないので、自ずとトレードの勉強をするようになります。
このようにトレードルールを作ることはルールを守ることが出来る
姿勢を自然に開発すると同時にトレーダーにとって必要な資質が
養われる好機だったりするのです。
自作するのはしんどいかもしれませんが、する価値は十分にあります＾＾
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