MENU

FXで長期投資するなら実需筋の動向をチェック!

  • URLをコピーしました!

新聞を読んでいたらトランプ円安の正体といった
テーマの記事を見付けました。

それによると現在のトランプ円安は投機筋によるものではなく、
証券投資、貿易収支等によるもので一時的なものではない、
というようなことが書かれていました。

一時的なものではないというのは証券投資や貿易収支が
中期的な為替変動要因として認識されているからで、
つまりは現在のドル高円安は今後も続くだろうということです。

証券投資はいずれ反対方向の取引きがなされるかもしれないですが……
ここ6カ月程度はドル高が継続するかもしれません。

そうは言っても相場のことですから何があるか分からないので
決めつけは危険です。

投資計画はドル高シナリオで、しかしトレードする時はチャートで
判断する癖を付けておきましょう。

 

実需筋の重要性

このブログではFXにファンダメンタルズは関係ない、重要なのはテクニカルだ、
それよりも大事なことはメンタル(確率論的思考、自己イメージ、資金管理)だ
と述べてきました。

これはその通りなのですが、相場の展開を読むのであれば
実需筋とファンダメンタルズの動きは重要です。

ファンダメンタルズは実体経済の基礎要因を決定づける様々な経済指標を
基にしたデータです。要するに景気や経済力のことですね。

実需筋とは貿易サービス取引、証券取引、輸出入の資金決済、外国企業へのM&A
といった経済活動による取引きのことを言います。

因みに投機筋とはFXのような投機的な取引きのことです(笑)

為替相場は実需筋と投機筋の2大取引きから成り立っていますが、
9割は投機筋によるものだと想定されています。

何しろ1日の取引額は4兆円にも上るというのですから為替相場の
大きさと投機筋の多さが分かりますね。あなたも私もその一人ですね(笑)

なので為替相場の変動要因は一見、投機筋の取引きで決定されているようですが、
長い目で見れば実のところ実需筋だったりするのです。

資金量は圧倒的に投機筋なのですが買ったら戻すので基本的に「往って来い」なので
余り相場変動の要因にはなりにくいのですね。

短期レベルでは影響を与えますが、長期の変動要因を読むには適さないのです。

長期トレンドの方向性を決定するのは実需筋です。

投機筋のように「往って来い」にはならならず、
片道切符なので為替は自ずと一方向に動くことになります。

したがって、新聞等で実需筋の変化ネタが書かれていれば、
もしかすると環境面も変化するのでは? と注意することが大切です。

こういう思考って結構、大事ですね。

 

相場は必ず変化する!

環境の変化が分からないままトレードしていると機会損失というか
トレンドフォロワーにとって好ましいことではないし、
人によっては今までの投資手法や戦略が使えなくなったなんてことがありうるのです。

特に初心者はそういう面が顕著です。

確か2004年から2006年頃まで今と同じように円安トレンドがありましたが、
この頃からFX(特にスワップ)が一般の人に対して知名度が高くなり、
沢山の初心者トレーダーがデビューしたのですが、
2007年に起こったサブプライムショックによって相場が円高に180度変化しました。

ここから日本は超円高に苦しむことになるのですが、
重要なことは環境の変化に付いて行けず、多くのトレーダー(特にスワップ)が
敗退を余儀なくされ、なかには大怪我を追った人もいたことです。

相場環境は必ず変化することを知っていれば、何時までも円安が続くなんて考えないし、
買えば上がるといった一方向トレード(もしくはスワップ)はしなかったはずです。

勝因は一方向の上昇トレンドだったので誰でも勝てたのであって、
稼げた原因は実力でもなんでもないのです。

相場は必ず変化しますが、それが何時来るのかは見極めにくいです。

しかし、変化は必ず来ます。

それは実需筋の動向の変化やテクニカルであれば200日移動平均線の動向によって
それを察することが可能だったりします。勿論、絶対ではないすが……

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次