FXにファンダメンタルズは関係ないと言いましたが、
政策金利(特に米国)はかなり関係があります。
特にFOMCは経済指標の王様と言っても良く、
ここで発表される政策金利は為替相場全体に影響を与えます。
サーフィンをやる人が潮の流れをチェックするように、
トレーダーも政策金利の変化を確認することは大事です。
単純に考えれば金利は高金利通貨から低金利通貨へと
流れるので金利の動向を把握するだけで為替の動向が分かります。
流れが分かると安心して波乗り出来ます＾＾
特に年8回開かれる米国のFOMC(公開市場委員会)の時はチェックしましょう。
但し、政策金利を材料にしてトレードするわけではなく、
為替相場の環境要因を決定づけるもの、もしくは強く
影響を与えるものとして認識しておきましょう。
時間がない人はファンダメンタルなんて勉強しなくても良いのですが、
FOMCだけは意識しておきたいものです。
2017年はドル買いで計画
2017年には3回の利上げを計画していると報道されました。
順調通り利上げされるとドル買い相場となりドル円は123円
にまで上昇すると予想されています(年末まで)。
ドル円に関して言えばロングだけでトレードすれば良い
と概ね考えても良いですね。
但し、ファンダメンタルズに基づいてのトレード計画、
それも2017年1年間の方向性についてです。
トレード向きの時間間隔ではないので実際にトレードする時は
チャートが示すトレンドに基づかないとダメです。
時間感覚が分からないと月単位の調整相場の時でもロングで入る
といった逆張りをしてしまいがちです。
この時、チャートリーディングが出来ないと現在の相場が調整なのか
トレンドなのか分からないことになるので、リーディングが出来ない人は、
是非、この機会にチャートを読みまくりましょう。
FEDって何？
上述したFOMCはFED(フェッド)という所で開かれています。
FEDとは連邦準備制度のことを言って｢FederalReserveSystem｣の略です。
たまにFOMCが中央銀行ではないかと思っている人もいるようですが、
これは年8回開かれる会合のことです。正しくはFEDなんですね。
FEDは日本で言うところの日銀(日本銀行)に当たる機関で、
世界各国の中央銀行の総本山と言ってもよく、
ニュースなんかで良く聞くFF(フェデラル・ファンド)金利の誘導目標を決定しています。
2017年は何時利上げするの？
FF金利は2015年12月にはゼロ金利政策を解除した後、
1年経って0.5～0.75%になってしまいましたが、
上述したように2017年は3回の利上げを計画しています。
FEDは各12地域におかれている連邦準備銀行が提出するベージュブック
という名の報告書や雇用統計のような経済指標の数字でFF金利を決定するので、
もし政策金利を参考にトレードするのであればベージュブックの内容は
把握しておいた方が良いでしょう。
ここでの数字が悪かったら利上げしないし、もし良いものであれば
次回のFOMCで利上げする可能性が高いです。
実際には雇用統計やGDP、物価指数を見るPCEコアデフレータをチェック
しないといけませんが、事前の数字を把握することによって
精度の高い予測が可能になります。
2017年の何時利上げするのか分かりませんが、高い確率ですると
観測されているので、実際に利上げする時期さえ分かれば後は買うだけです。
長期でトレードする人はFOMCの日付を買いタイミングにして、
長期のトレード計画を練っても良いかもしれません。
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