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利食いの恐怖を日常の訓練で克服するもうひとつの方法

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前記事(利食いの恐怖を日常の訓練で克服する方法)では
中途半端を身に付けることを提案しました。

これは言ってみれば完璧主義に陥りがちな人間の習性が
トレードにおいて災いをもたらすことから、
普段から中途半端を心掛けることで後味の悪さをスルー
できる精神力を養うことを目的にしたものでした。

形式を無視する力を養う!

ここではもう一歩踏み込んで形式を無視することでスルーできる
精神力を養う方法について述べてみたいと思います。

と言っても特殊な訓練は必要ありません。
日常で簡単にできるものです。

ところで、日本人は諸外国の人々と比べて形式を重んじる民族ではないでしょうか?
形式=世間と捉えているのかもしれませんが、
形式が日本人の生き方を縛り付けている要因のひとつになっていると思います。

しかし、形式を守ると安心感が得られ、何よりも心理的な節目が出来て、
すっきり気持ち良く生きられるといった効能もありますね?

それ故に形式を重んじる人も多いのかもしれませんが、、
しかし、この習性がトレードには不向きなのです。

大体、安心感にこだわってはダメです。

形式を守る人は心理的節目を作ることですっきりしたいといった
誘惑が潜在下にあることに気付いてないのです。

こうした欲求は外部環境をコントロールしたい欲求に繋がります。
自分がすっきりしたいが為に外側をコントロールするようになるのです。

日常生活でこういうことをする人がいたら迷惑な存在ですよね?
でも、日本人は他人にも強制する雰囲気ってないですか?
飲みにけーしょんなんて、その典型ですね (笑)
これは潜在下で集団内の人々をコントロールしたい誘惑があるのだと思います。

話しが脱線しましたが、トレードにあたっては相場をコントロール
したい欲求は消さなければなりません。諦観が正しい所作なのです。

だとしたら、単純に考えると節目にこだわることは敗因に
繋がることに気付くと思います。

レジサポのラインで手仕舞おうとか計画を立てますが、
あと一歩ということろで引込んだといったケースは普通にあります。

これが相場をコントロールしたい人だと予約を設定したラインに
レートが戻るまでじっと待っていますが、
こういう人は自分が潜在下で相場を思い通りにしたい欲求が
自分に存在していることに気付いていません。

これがまずいのです。

この潜在下の欲求に振り回されない為にはまず自覚し、
それから訓練することです。

そうすれば相場にもコントロールされない、
外部環境から精神的に自律した自分が開発されます。

日常生活におていも節目をスルーするような生き方をして
形式を無視することから生じる違和感を感じながら、
それに影響されない生き方を実践することです。

例えば大晦日に大掃除と蕎麦を食べる習慣がありますが、
そのようなイベントは無視して食べたい物を食べる。
大掃除も必要がある時にだけやる。

元旦はおせち料理を食することが習慣になっていますが、
それを無視して食べたいものを食べるといった形式フリーな
生活習慣を心掛けるのです。

知らない人から見るとひねくれた人にように思われますが、
形式フリーで生きているあなたは世間の好奇の目から自由なはずです。

トレードは人間の習性に逆らったことが求められる故に難しいのですが、
自覚と訓練を通じて自律したトレーダーになるように心掛けると
成績も上向いてくることでしょう。

 

 

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