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為替(FX)相場の変化はチャートで確認

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相場に変化は付きモノです。

今まで上昇相場だったモノが下降相場へ、
またはレンジ相場へ変わるのは普通にあります。

しかし、為替相場の特徴としてトレンドが
長く続きやすいので、得てして人は現在のトレンドが
ずっと続くと思ってしまいがちなのです。

例えばドル円が上昇していると、その上昇が
ずっと続いて行くと考えがちなんですね。

「そんなことはない」と思うかもしれませんが、
人間なんて慣れの動物ですから同じことが何度か続くと
それが続くと幻想を抱きがちなんです。

例えば、2005年から2007年までドル円が
上昇トレンドだった時期がありました。

この頃、日本では円キャリートレードが流行し、
スワップポイントで稼ぐ方法が盛んだったのです。

ドルを買ってそのまま放置していれば金利が付くので
外貨貯金よりも得だということでFXは人気があったのです。

しかし、2007年6月の124.14円を天井に、
それまで上昇していたドル円相場は180度転換し、
そこから一気に下降トレンドになりました。

それぞれの相場の変化で多くの犠牲者が続出したことは
言うまでもありません。

何故、沢山の人が損をしたかというと現在の相場が
ずっと長く続くと幻想を抱いたからです。

 

高値(安値)掴みの心理状態

しかし、冷静に考えれば今の相場状況が
ずっと続くわけがないと誰でも分かります。

しかし、頭では分かっていても、
「ひょっとして、まだ半年は続くかも……」
と勝手に期待感を持ってしまうのですね。

その期待感に勝てないのです。

それで、今、このチャンスに乗り遅れると損をする
といった感情になるのです。

高値掴み、安値掴みといった言葉があるくらいですから、
このような失敗をしてしまう理由は頭では分かっていても、
心(感情)には勝てないからなのです。

どうしても期待感から逃れなられないのですね。

こういう心理が働くからFXは難しいのです。

 

チャートが読める利点

この時、もしチャートが読めたらどうでしょうか?

チャートが読めるとタイミングが分かるようになります。

トレンドの特徴を知っていれば調整が入るまで
待とうといった考えが思い付きます。

また、自分なりのルールを決めて守れば、
様々な誘惑と恐怖の感情に囚われることはありません。

余程のことがない限り、高値(安値)掴みで
大損するといったことはなくなるのです。

相場に変化は付き物ということが頭ではなく
チャートで理解することが出来るようになります。

これによって、どんな長いトレンドだって
永遠に続くことはないということを視覚で
理解できるようになるのです。

 

トレンドは時間間隔によって変わる

ところで、チャートは見る時間足によって
全然、違うことは知っていますか?

時間間隔が変わるとトレンドも変わります。
これがチャートの面白いところです。

ひとつ例を上げると1971年日本が変動為替相場に
移行してから、ドル円はずっと下降トレンドでした。

そう言われると驚かれると思いますが、
1971年に358.44円だったドル円は2011年に75.35円の
底を付くまで40年に渡って下落し続けていたのです。

おそらく多くの人はドル円が下降トレンドを40年に渡って
続いていたなんて考えたことがないと思いますが、
これは長期サイクルでチャートを見れば一目瞭然で分かります。

現在はどうかと言うとドル高円安と言われていますが、
長期サイクルで見るとレンジ相場だったりするのですね (笑)

今のは40年といったスパンで捉えたトレンドの場合です。

しかし、上述したように2005年から2007年の2年間で
トレンドを捉えると上昇トレンド相場だったりします。

把握する時間によってトレンドは変化するのです。

よってトレンドを認識する場合、どの時間足で見るか
といったことがタイミングを掴む上で重要だったりします。

こういうこともチャートが読めるようになると分かるようになります。

 

 

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