相場で勝つトレーダーは特殊な人達でしょうか？
ある意味そうです。特殊な人達です。
しかし、生まれつき特殊だったわけではありません。
精神的な訓練を積んで特殊なトレーダーになったのです。
最初から常勝トレーダーだったなんていう人は滅多にいません。
その証拠に成功したトレーダーは大抵大負けを経験した過去があり、
多大な精神的苦痛を乗り越えて現在があります。
これはマスコミに登場するトレーダーの面々を見れば分かりますよね？
プロフィールを見ると最初の頃に大火傷をした経験を必ずしています。
そこから一念発起してトレードを学び成功するパターンを経ています。
｢失敗は成功のもと｣という諺がありますがこの言葉を地で行くような人達ばかりです。
普通の人々(相場から撤退した人々)は、大負けしたら｢自分にはFXの才能がない｣、
｢相場が悪い｣等と言って止める人が多いですが、成功する人はここから粘り強さを
発揮して最終的には勝利を納めます。
こうした人々は、元々、FXに対して情熱が人一倍あったのかもしれませんが、
生まれつき火傷を火傷と思わない特殊なマインドが備わっています。
もしくは特殊なマインドを開発し訓練を積んで来ているのです。
(勿論、同時にトレードスキルを磨いたりファンダメンタルの勉強もしています)
例えばそれはトレードを執行する時、どこか他人ごとと考える大胆不敵な考え方だったり、
損をしても損とは思わない天然マインドだったり、
およそ普通の人々(相場から撤退した人々)とは違った考え方をしています。
これがいわゆる特殊なマインドと呼ぶものです。
通常の人間であれば手痛い失敗をするとその痛みの感情を脳(心)が記憶している為、
二度と同じ痛みを味わいたく為、消極的になったり避けたりするものです。
しかし、成功する人は違います。
痛い感情を記憶しても、チャンスと見たらナーバスにならずにトレードを執行できる
強い精神力が備わっており、同時に前向きな姿勢を崩さないのです。
これは言葉で言うと簡単なようですが中々できません。
あなたがスポーツをやっている人だったり、
ノルマに追われる営業マンであれば分かるのではないでしょうか？
結果を出す世界ではスキルでもトークでもなく最終的にマインドが成否を握ります。
FXはスポーツと同じです。野球で喩えると投手(ピッチャー)のポジションです。
常に精神的なプレッシャーを感じながら球を投げているのです。
相手にどんどん打たれたり、バカスカ点数を取られたり、
ホームランを連続して打たれてコールドゲームで終了した
なんて経験したら二度と立ち直れないかもしれません(普通の人だったら)。
しかし、成功するトレーダーは失敗した過去を現在と切り離して考える天然性があるのです。
要するに過去の痛い感情に左右されないのです。
そういえばスポーツ選手のインタービューをテレビで観ると、
｢過ぎたことは気にせず、前を向いてやるだけです｣
｢負けたことは仕方がない。勝つことだけを見て行きます｣
というような内容の発言を良く目にしませんか？
勝つトレーダーとどこか考え方が似ているのです。
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