FXで勝つ人は恐れません。
エントリーする時、決済する時、損切りをする時、
どういう場面であろうとも必要であれば躊躇せずに実行に移せます。
これは彼らの性格が生来天然だからといった場合もありますが、
どこかで精神的な訓練を独自に積んで来た場合もありますが、
いずれにしろ恐れないのです。
これに対して負ける人は恐れます。
どのように恐れるのかといと貴方も経験があるかもしれませんが、
なかなか損切りできない→損することで心にダメージを負いたくない
なかなか決済できない→まだ稼げるかもしれないチャンスを失いたくない
駆け込み乗車をしてしまった→大化けするチャンスを逸したくない
なかなかエントリーできない→絶対に勝ちたいと思っている→資金を失いたくない
といったように機会への損失、資金を失うことだったり、
ダメージから来る心の痛みといったものを回避したいがために恐れているのです。
恐れがあるのが通常の人間なので上記の感情は人として普通です。
恐れない成功者が異常なのです。
しかし、その異常性がFXをする上でプラスに働きます。
何故なら、恐れる人が体験することから解放されているからです。
恐れていると人は身動きが出来なくなります。
するとここでエントリーすれば勝てると分かっていてもエントリーできなかったり、
逆にチャンスと思ったことが後から良く考えると間違いだったと気付いたりします。
これは恐れの感情から視野が狭くなり、
マーケットから得られる様々な情報を見落としていたり、
些細な情報を戦略に入れなかったりすることで
後から考えるとここはこうだったと後悔するのです。
トレーダーは欲望と恐怖に打ち克たないといけないと言われますが、
がっつくとダメだし恐れると硬直するしで、
いずれにしろ感情のバランスを崩してはいけないのです。
欲と恐怖はバランスを崩します。
すると人は簡単に混乱します。
成功する人はこのような感情から無縁なのでスムーズにすべきことをして、
負けるときは平然と負けて勝つ時も平然と勝ちます。
こう書くと無感情人間みたいですがそれは違います。
彼らはトレードとはこういうものだと達観しているのです。
悟りを得た修行僧のようにどこか精神構造が違うのです。
一般の凡人トレーダーも彼らを真似て達観する態度を身に付ける必要があります。
一例を挙げるとエントリーしたら諦めるようにします。
一度エントリーするとこちらではコントロール出来ないのですから
期待するだけ無駄です。
モニターを観て一喜一憂するのも無駄です。
無駄なので諦観するようにします。
また、トレードする時は｢この金は捨てた｣と思うようにしましょう。
心理的ダメージを喰らわない為にも逆説的に考えるようにします。
こんなことしてどうするの？ って思うかもしれませんが、
心の中がクールになる効果があります。
他人毎のようにトレードを見れれば冷静になり視野狭窄状態から解放されます。
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