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FXのリスク管理とリスク調整の基本的な考え方

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FXを始める動機は人によって様々ですが共通していることは
お金を増やしたいことなので最初のうちは幾ら稼げるのか、
リターンを先行して考えがちです。

しかし、トレードをするに当たって最も重要な考え方は
リスク・マネージメント(リスク管理)の方です。

その理由は至って明確です。

リターンは相場が決めるものでトレーダーは利益を
コントロール出来ません。しかし、リスク(損切り額)は
あらかじめ前持って決めることが出来ます。

利益に対する期待は無意味とは言いませんが、
想定通り行かないことも多いのでリターン先行で考えることより
まずはコントロール可能なリスクを先行させて考えた方が良いでしょう。

しかも、トレーダーになるならリスクに敏感になることの方が
遥かに重要なのです!

「まず生き残れ。儲けるのはその後だ」といったジョージ・ソロスの
有名な言葉がありますが、トレードは稼ぐことより生き残ることの方が先決だからです。

 

リスク管理の基本的な考え方

そこでキーになるのがリスク管理の考え方(心構え)です。
FXがギャンブルになるか運用になるかはここにかかっています。

FXをギャンブルと考えている人はさすがにこのブログを
読んでいないと思いますが、大きく稼ぐことばかり考えて
リスク・マネージメントをしないトレーダーがギャンブル思考の人です。

堅実なトレーダーはトレードを堅実にすることを考えます。

それは具体的に言うなら、1トレード毎のリスク金額を決めて
それと同時にルールを決めることです。

例えば損切り額は証拠金の5%以内、1トレードの損切り額は1万円以内
といったようにあらかじめ決めて、それを超える場合はトレード枚数を
少なめにするか、エントリーすることを控えます。

リターンよりリスク回避を先行させて考えているので、
この方法は資金を守ることを重要視していることに気付いて下さい。

またルールを決めておくことも重要です。

例えば1週間毎日トレードをやってみてマイナスの成績になったら即刻、
止めてトレードの見直しをする。もしくは、3回連続して負けたら
見直しをする、といったことをルールとして決めて守ります。

これも稼ぐことより資金を守ることの方を重要視しているので
ルール化しているのです。

このように稼げるトレーダーの考え方はリスクに敏感で
リスク対策をベースにした資金管理をしているのが特徴だったりします。

 

リスクを調整しながらトレードしよう!

とは言ってもFXの目的は稼ぐことにあるので時には勝負したいものです。
そこで相場状況に応じてリスクを調整するようにしましょう(以下、事例)。

・相場分析に自信がある場合やトレンドが急上昇
すると思える時→トレード枚数を多めに見積もって勝負!

・ポジショントレードのように中長期で保有する場合
→トレード枚数を少なめに見積もってリスクを軽減

・日足や大き目の時間足がもみ合い相場で方向感不明の場合
→リスクが大きいのでトレード枚数を少なくする

・ピラミティングでトレンドに乗せたい場合
→全てのトレードであらかじめトレード枚数を決めておく

このように自分がしたいトレード、相場状況に応じてリスクを調整します。

FXというとレバレッジと思いがちですが、実際のトレードでは枚数を
調整することでリスクを調整します。

また、FXの特徴にトレンドがありますが、為替相場はトレンドが形成されやすく、
結構、素直にチャートパターン通りにトレンドが展開しやすいです。

その為、動きが予測しやすいところがあるので、リスクを調整することで
大きく稼いだり少なくしたりと利益のコントロールをします。

稼ぐにはリスクを調整しながら行うと覚えておけば良いでしょう^^
くれぐれも稼ぐことだけを考えないで下さいね。

 

 

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